クリスマスの思い出

天運教会の牧師、時田こうせいです( ^ω^ )

2019年も残りあと1か月、早いものです。12月と言えば、クリスマスですね。皆さんはどんなクリスマスの思い出があるでしょうか?今日は自己紹介も兼ねて、少し私のクリスマスの思い出をご紹介したいと思います。

「好きな季節は?」と聞かれたら、私は迷いなく「夏!」と答えるのですが、もう1つ挙げるならばクリスマスの時期です。それは子供の頃からの経緯と思い出がたくさん詰まっている季節だからです。

私は雪国で育ちましたが、日本海側の冬は空がいつもどんよりしていて、暗くて長〜いのです。そんな暗い冬の、唯一明るい時期がクリスマスでした。

田舎の静かで小さな街も、その時期は明るく賑やかで、家では小さなクリスマスツリーを飾り、いつもは食べられない美味しい料理を母親が作ってくれました。

イブの夜のドキドキ感は特別で、布団に入っても最初はなかなか寝付けず、サンタクロースに会おうと頑張るんですが、必ず毎年サンタが来る前に寝てしまうのでした。

私のところには小学生までサンタクロースが来ていたんですが、徹夜で仕事をするサンタクロースにクリスマスケーキを残しておいたら、ちゃんと食べてくれてお礼にクッキーが置いてありました。そして毎年、手紙もちゃんとありました。

ある年はクリスマスイブに弟と大喧嘩をしましたが、その年はサンタクロースが1日遅れて来て、朝プレゼントが何もない枕元を見て、大泣きして反省したこともありましたね。

教会に初めて行ったのも、母親に連れて行ってもらった小学生の時のクリスマスイブでした。母親はクリスチャンではありませんでしたが、キリスト教の教会に子供を連れて行きたかったようで、地元のカトリック教会のクリスマス礼拝に行ったことを覚えています。

初めての場所でしたが、蝋燭の火が灯る幻想的な雰囲気の中で歌う賛美歌がとても素敵でした。

どんな話を聞いたかは覚えていませんが、素敵な雰囲気だったことと、「主」という単語だけは深く脳に刻まれました。

「シュワキマセリ」という呪文のような言葉が楽しくて歌っていましたが、「主は来ませり」だと気付いたのは大学生になって教会に通うようになってからでした(笑)。クリスマスはサンタクロースにオモチャをもらう日ではなく、イエス・キリストというプレゼントを神様が人類に送って下さった日だと、後に知るようになりました。

サンタクロースを信じさせてくれたこと。

クリスマス教会に連れて行ってくれ、キリストを知る機会をくれたこと。

私は今、子供の頃に神様を信じる心の種を撒いてくれた、両親に本当に感謝しています。また、両親を通して働かれた神様に、感謝しています。

良き伝統は受け継ぎ、悪しき伝統は自分の代で止めて繰返さないように努力すべきです。

私は自分の子供達に、教会の子供達に、これから出会う子供達に、愛の種を撒くクリスマスの良き文化を伝え、引き継いでいきたいと思います。

時代は変わり、世の中は変わっても、クリスマスが子供たち、すべての人たちの希望と喜びの日であることを祈っています。

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