愛と努力の塊の牧師

私が摂理を走る上で、いつも大切にしていることがあります。

 

それは、「努力すること」

 

鄭明析(チョンミョンソク)牧師から教えていただいた、大事な実践のひとつです。

 

私が摂理に出会って間もないころ、鄭明析牧師と日本でお会いする機会がありました。

 
その時、300人近くの人がいたと思いますが、サッカーを一緒にした後で、
 

「みんな一人ずつ、悩んでいることを1つ、私に話してみて」

 
とおっしゃいました。

 

悩んでいることはごまんとありましたが、先生(と私たちは呼びます。鄭明析牧師のことです)にお話するなら、何を相談するのがよいのだろうかと、待っている少しの時間にお祈りしながら考えました。

 

先生は、果物を渡しながら、一人一人の悩みを聞き、答えてくださっていました。
 
 

ついに!私の番がやってきました!

 

「心で思っていることが、言葉でうまく表現できません!」

 

とお伝えしました。

 

当時の私の悩みは、「どうしても、うまく話せない!!!(つまり、うまく表現できない)」ことでした。

人と話すが苦手で、社交的でない私は、他の人が、私なんかと関わっても面白くないし、なんの有益もないよという考えを強く持っていました。

しかし、摂理の御言葉を学んで、自分の価値が回復され、自分がいかに神様に愛されている存在なのかということを肌で感じ、それを伝えたくなりました。人と話すのが苦手でしたが、話したくなっていました。

心境の変化が確実に起こっていました。

 

しかし、話すことになれていなかったので、思いはあるけれども、うまく表現できないもどかしさが満載。

それを先生にお伝えしたのでした。

 

そうしたら、先生はなんと答えてくださったかというと、、

 

できる!できる!できる!!!」

 

 

『先生も話すのが苦手で、山で人がいなかったから、木を人間だと思って、伝える練習をしたんだ。たくさん練習し、たくさんやってみることぐらいにいい方法はないよ』とおっしゃいました。

 

 

ある時、鄭明析牧師の一番下の弟さんから聞いた話で、心に残っていることがあります。

「兄は、何かをするとき、人よりも最初はよくできませんでした。しかし、誰よりも練習し、努力するから、誰よりもよくできるようになるのです。

ある雪の日、兄の部屋からボールの音が聞こえてきました。部屋をのぞいてみると、ボールを部屋の中で蹴っていたのです。どうして部屋の中でサッカーをしているのかと聞いてみたら、やらなかったら感覚が鈍るからだと話していました。」

 

この話を聞いて、私は幼心に衝撃が走ったことを、今でも鮮明に覚えています。

 

努力なしには、何も生まれないのです。

 

鄭明析牧師の努力の原動力は、常に神様を愛することから来ています。

 

「できる!できる!できる!!!」

 

一言のメッセージでしたが、私の心に今も刻まれています。

 

いくつになっても、安住せず、努力して次元を上げ続けていきたいです。

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