教会紹介

私たちがここを見つけ、教会としてつくった経緯

教会の主人は神様であり、教会に通う私たちも神様の気持ちにかなうように、掃除したり装飾したり、さまざまな工夫をしています。
この記事では、ここ、教会にあるストーリー(経緯)を紹介してまいります。

実はここを教会として使用できるようになる前は違うビルの一室を借りて礼拝をしていました。
以前の場所も真心込めて使ってはいたものの、人数が増えてだんだんと狭くなり、「もっと雄大な場所で礼拝を捧げたい」という思いを抱き、皆でお祈りしながら新たな地を探すようになりました。
お祈りしながら探すこと約5年…最終的に発見したのがここでした(^^)

苦労して手に入れたここは元々教会としては使われていなかったので、
引越しが決定してからはまず内装の構想から始まりました。
最初に礼拝堂を何階にするかから始まり、各階の役割、間取りを建築家の方々と相談して決定していき、最終的に地下はアリーナ、1階はカフェ、2階は礼拝堂(本堂)、3階は小礼拝堂と多目的スペースとなりました。内装工事が始まり、大工さんだけでなく自分たちにもできる作業は行いながら、皆でつくり上げてきました。

では、各階について、紹介していきますね。

2階礼拝堂(本堂)

教会のメインである礼拝堂。
天運教会には、礼拝堂(本堂)と小礼拝堂の2種類があります。ここでは2階にある礼拝堂(本堂)をご紹介します。
実はこの教会の中で一番広い空間を持つのは地下なのですが、できるだけ天に近い位置にとのことから、2階が礼拝堂(本堂)として選ばれるようになりました。

<壇上>
壇上から説教者が御言葉を伝えるので、最も大切に使うようにしています。

こちらが司会台、そして一番大切な説教台です。
礼拝前には掃除をし、清潔にすることを皆で心がけています。
イベントを行う際にはこの壇上が舞台となって、歌・ダンス・演劇などを披露するために使われることもあります。
メインディスプレイが左右に設置されており、賛美の歌詞や、礼拝の式次第を表示するために使われています。

<座席>
礼拝中、信徒はこの長椅子に着席します。クッション性があり、座り心地がいいです。
壇上のメインディスプレイが見えにくい位置にある席のため、その他複数のサブディスプレイが設置されています。

<聖歌隊席・楽器隊席>
美しい歌声と演奏で礼拝を彩る聖歌隊と楽器隊の席がこちら。
席は階段状になっていて、後部からも指揮者が見える構造になっています。
またコーラス用のマイクや楽器用のマイクが設置されていて、礼拝堂(本堂)全体に声が届くように音響が設定されています。毎週新しい歌を練習し捧げる皆さんの努力と愛がにじみでている場所です。

<システム席>
音響操作・ディスプレイ操作・撮影・照明操作をここで行います。
ミキサー・PC・ビデオカメラ・スイッチャ―など大切な機材が揃っているので、操作する人以外はほとんど入りません。

最後に…
内装を手がけた建築家の方に2点インタビューしたものを紹介いたします(^^)

<どこに苦労しましたか>
できるだけ人数が収容できる配置設計ですね。
座席に扇形配列のプランを採用し、死角が出ないようにしました。
そしてもともと2階はフロア全体が個室として区切られていたのですが、すべて解体して総入れ替えをするようになったのも大変でした。

<初めて来た人に見てほしいポイントはありますか>
端から端まで見通せる、広々とした環境を味わっていただきたいです。

1階カフェ

天運教会は内装デザインが全体的に充実しており、中でも最も充実している場所がここ、カフェです。
一般的なカフェと比べ、空間が圧倒的に広い1階のスペースをどのように居心地の良い空間につくるか、建築の専門家達と教会の担当者で頭をひねりにひねって最も悩んだ場所でもあります。
もともと倉庫だったのですが、カフェ内装計画が始まり、倉庫の特性を生かした、むしろおしゃれな空間に転換されました。

どのように演出を手掛けたのか、建築家の方にインタビューしたものを下記に紹介します。

「各自の気分、やりたいことなど、その時にあった場所で過ごせるように配慮しました。そのため、広いフロアをいくつかのエリアに分けて、個性のある空間を演出しました。」

特に地下1階との差別化を図るため、階段状の動きのあるフロアをつくり、レベルを変えることで空間に変化を生み、落ち着く空間でありながら、クリエイティブにもなれるような演出に工夫しました。

また、カフェでありながら、時にはライブ会場になったり、演劇やダンスをしたり、講演会や勉強会をしたりとさまざまコンテンツによって多目的な空間に様変わりできるような仕組みとしました。使用する各自また各団体の個性を発揮できる場となるように心掛けました。

家具や照明を上手く使うことでも空間演出が成されています。
初めて来た方にはぜひ空間の楽しさを体験していただきたいです(^^)

この言葉からも空間演出をこだわって手掛けられたことが感じられますね。
実際にカフェで過ごしてみると、広さの中にも自分の空間を持って落ち着けることを感じます。

そして普段は全体的に机と椅子が並び、個々人が飲食やおしゃべりをする空間になっていますが、入って右奥に1段高くなっているスペースがあり、バイブルカフェなど教会のイベントをする際はそこをステージにしています。
また階段を上がると有名な画家が寄付してくださった絵画が飾られています。
いらした際にはぜひご鑑賞ください!

3階小部屋たち

3階はさまざまな小部屋があります。

3階に入るとまず目の前に広がるのは広いエントランス。
食事やおしゃべりができる多目的の空間になっているだけでなく
勉強机も設置されており、個人で集中して作業したい時にも便利です。

以前、電気工事店の施工担当の方がいらっしゃった際に
「緑色の壁紙を大胆に使用していることで、良いアクセントとなってデザイン性の高い空間になっていますね」
と好評いただいたこともあります(^^)

エントランスを進むと、土足禁止でスリッパ着用のスペースがあります。
3階は親子で教会に通われている方たちが利用する事が多いので、土足ではない方が過ごしやすく、かつアットホームな雰囲気がありますね。

このスペースにはさまざま小部屋があり、
和室や担当牧師のための部屋などがあります。
これらの部屋は、礼拝中には親子連れの方たちが礼拝する場所となり
礼拝後には年代関係なく多くの人々がランチをしたり、ミーティングをしたりと、広い用途で使われています。
各部屋で楽しく過ごせるように壁紙のデザインが異なっているなど、雰囲気も楽しめるようになっています。

一番奥には小礼拝堂があり、小規模の集まりや講習会のために使われています。

地下多目的ルーム

地下は、教会の中で一番広い空間であり、アリーナ、多目的スペースとして多くの人が利用しています。
高い天井が特徴的で、壁の上部は教会の皆でペンキ塗りをし、自分たちでつくり上げた場所でもあります。
靴を脱いで自由に使用できる空間として、柔らかみを感じるフローリング素材が使われており、子供たちが駆け回ったり、運動をしたり、エアロビの講師を招いてエアロビ教室をしたり、実に多様に使われています。
また有志でお笑いコンテストをしたり、クリスマスには演奏会やキャンドルサービスをしたこともありました。

もともとは出入口が1か所でしたが、多くの人が出入りするので、もう1か所増設してより快適になりました。建築家の方いわく、実はこのもう1か所の出入口を増設することに最も苦労したそうです。
陰ながら苦労してくださった方たちへの感謝を忘れずに、大切に使っていきたいですね(^^)
卓球台が2台収納されているので、遊びたい時には自由に遊べます。