メリークリスマス!

今日はクリスマス、1年でもとても大切な日です。

日本ではケーキやチキンを食べたり、イルミネーションやプレゼントで楽しんだりと、喜びとお祝いの文化としてはすっかり定着しているクリスマス。

しかし、ご存知のとおり、イエス・キリストの生誕を祝う日です。

神様は人間がこの地で祝福を受けて、幸せに、豊かに生きられるように、全てのものを真心を込めて創造されました。

空、海、山々、土、鉱物資源、植物、動物…私たちはその都度、自分たちが必要なものを自由に使って生きてきました。全てのものが本当に創ることが難しい、価値あるものです。

しかしその全てを創造したのは、誰か1人の人ではありません。到底、お金や力があっても創ることができないスケールのものです。ですから、私たちは、創造主を知ろうとするのです。

しかし、まるで親が子供達が喜ぶようにとおもちゃを与えたのに、子供たちはそのおもちゃを奪い合い、互いを罵り合ったりするように、人類は神様が下さった万物を奪い合い、自分のものかのように振る舞うようになりました。

そのように利己主義に走る人類に、神様は1番のプレゼントを下さいました。それが、「人である」キリストです。

キリストは親の心と愛を子供たちに教えるように、人類に神様の心と愛を伝え、争わず、愛し合って生きられるように説きました。

イエス様が亡くなられてから2,000年が過ぎました。

人類は再び、まるで地球を自分のものかのように振る舞うようになってしまいました。自分たちが楽に生きられるように計画を立てて、好き勝手に開発と破壊を繰り返し、自分たちは何でも出来るという錯覚に陥っていたところがあったかもしれません。

2020年は、私たち人間の無力さを痛感する年となりました。

命の尊さはもちろん、これまで当たり前と思っていた医療を受けられること、学校生活や行事、親しい人との会食、旅行、仕事、様々なものの価値を改めて知る機会となりました。

いつかは、この状況が落ち着く日が来ると思いますし期待しますが、そうなっても私たちは今感じている、命の尊さや当たり前の日常の価値を再び失ってはいけません。人は忘却の生き物とも言いますが、そうならないように今から意識して行動をしていきたいです。

2020年の年末に思うことは、これまで沢山の恵みと祝福を下さった神様に感謝し、私たちの傲慢さや自己中心的だったことを反省することです。

来る2021年は、今年の学びの上に、謙虚さと誠実さを取り戻し、笑顔と愛が溢れる年になることを、心から祈っています。

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